「胃もたれでお腹がスッキリしない…」
「胃もたれのせいで吐き気までする…」
もしこのようなことでお悩みであれば、この度の内容がお役に立てるかもしれません。
胃もたれのせいで吐き気まで…つらい症状を和らげる対処法とは?
こんにちは。
兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院の曹(ちょう)と申します。
先日、当院へお身体のメンテナンスとしてお越しになられた患者さんから、
「今朝から胃もたれのせいで食欲がなくて…」
といったご相談をいただくことがありました。
お話を伺ってみると、朝から胃もたれで朝食も喉を通らず、少し吐き気もあるとのこと。
胃もたれを起こすとお腹がムカムカして、少しでも早くスッキリしたいですよね。
そこでこの度は、このような症状で悩んでおられる方のお役に立てればと思い、胃もたれや吐き気を和らげる3つの対処法をご紹介させていただきました。
とても簡単に読める内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
胃もたれや吐き気の症状を起こしてしまう原因とは?
胃もたれを起こすにあたって思い当たる節がないか聞いてみたところ、
「最近は仕事が忙しく、出来合いの揚げ物をよく食べていた」
といったことを教えてくださいました。
今はどこでも出来合いの料理をすぐに買えるため、忙しい時は便利で助かりますよね。
ですが、つい脂っこいものを食べすぎると気分が悪くなり、今回のように翌日まで持ち越してしまうことも。
では、どうして脂っこいものを食べすぎると、胃もたれのような症状を起こしてしまうのでしょうか?
胃もたれや吐き気が起こる原因
突然ですが、人は食事によって胃の中に食べ物が入ると、消化を促すために胃液を出します。
この胃液には、胃酸や粘液などが含まれており、食べた物を混ぜ合わせながら徐々に消化していく働きがあります。
しかし、今回のような脂質や油分の多い食べ物は、消化に時間がかかるため胃の中に溜まりやすい傾向にあります。
そこへ、同じような食生活が続いてしまうことで、さらに消化を促さなければならなくなり、胃酸をたくさん出すことへ繋がってしまいます。
実は、ある医学的な論文を調べてみると、「酸は胃もたれや吐き気といった不調を起こす」といったことが書かれています。
消化器の生理と漢方 より引用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi/107/10/107_10_1604/_pdf
”胃内に酸を投与すると痛みではなく胃もたれ,お腹の張り,吐き気・むかむか感などの運動不全症状が出現することを報告”
このように、この度の患者さんも胃酸が過度に出過ぎたことで、胃もたれや吐き気などの症状を起こしてしまったのだと考えられます。
胃もたれや吐き気の症状を和らげる3つの対処法
では、このような胃もたれや吐き気といった症状を和らげる、効果的な対処法を3つほどご紹介させていただきます。
どれも、日頃の生活に取り入れやすい簡単な方法となっております。
お悩みの際は、ぜひ一度お試しいただければと思います。
①白湯を飲む
温かい白湯でお腹を温めてあげると血行が良くなり、胃もたれを軽減してくれる効果が期待できます。
特に、起床時や朝食の30分前・食後などに飲むことをおすすめします。
②身体の右側を下にして横になる
胃の構造上、身体の右側を下にして横になると、消化された内容物が腸の方へ流れやすくなり胃もたれを軽減する効果が期待できます。
食後、横になる際はぜひお試しいただければと思います。
③ツボを刺激
胃もたれや吐き気を起こしてしまった際には、ツボを刺激することもおすすめです。
今回ご紹介させていただくのは、「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボになります。
位置としては、膝の外側にある骨の出っ張りのすぐ下の凹んだところに触れることができます。
このツボに対して、心地良い程度の力で10秒間マッサージを行い、一日3セットを目安に行なっていただけると良いかと思います。
「陽陵泉」には、胃酸の出過ぎを抑えてくれる効果がありますので、お悩みの際はぜひお試しください。
また、この度の内容を下記の動画へまとめさせていただきました。
5分以内の短い動画となっておりますので、お時間の許す際にぜひご視聴いただけますと幸いです。
↓↓↓(対処法のみであれば、01:45からとなっております。)
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度は、胃もたれや吐き気といった症状を和らげる、効果的な対処法についてご紹介させていただきました。
しかし、ご紹介させていただいた内容を取り組んでみても、
「お腹がスッキリしない…」
といった際には、他にも原因が考えられるかもしれません。
そのような時は、整体や鍼灸による治療で改善できる可能性があります。
当院でも治療を承っておりますので、お悩みの際はお早めにご相談ください。
また、当院ではLINEによる無料相談も受け付けております。
ご希望される際は、当院の公式LINEからお悩みごとについて、メッセージをいただけますと幸いです。
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【監修 鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】