ぎっくり腰でお悩みのあなたへ
ぎっくり腰でお悩みの患者さんから、このような声をお聞きすることがあります。
その際に多くの方が、
「あまりのつらさに、どう対処すれば良いのかわからない…」
「何をするにも、またぎっくり腰にならないか不安になる…」
などといったことでもお悩みのようでした。
このように、半ば諦めてしまっている方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、ご安心ください。
実は、これまで常識とされていたぎっくり腰への対処法は変わってきており、正しく対処すればしっかりと改善することができます。
実際にこれまでの臨床経験の中で、ぎっくり腰でお悩みだった方の改善されていくお姿をたくさん見てきました。
そこで、このようなつらいぎっくり腰でお悩みの方に、少しでもご参考になればと思い、当院が考えるぎっくり腰の治療についてまとめさせていただきました。
もし今、「繰り返すぎっくり腰を何とかしたい」とお考えでしたら、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
はじめまして ちょう鍼灸整体院院長の曹 ちょう です
実は、私も過去にひどいぎっくり腰を経験したことがあり、その時の耐え難い痛みは今でもよく覚えています。
当時の私には何の知識もなく、ぎっくり腰の対処に、
「患部を冷やす」
「安静にする」
「コルセットを巻く」
など、一般的に知られている方法ばかりを行なっていました。
ですが、状態は良くなるどころかむしろ痛みがひどく感じる日もあり、一向に改善されないことに不安を感じていました。
近くの整骨院へ行くも根本的な改善には繋がらず、日が経つにつれてきつい痛みは治まるものの、鈍痛だけが残る…
それからは日頃の何気ない動作でも、突然腰が抜けそうになることが何度もあり、
「これはもう、持病と思って諦めるしかない…」
と、自分に言い聞かせるようになっていました。
ところが治療家の道を目指すようになってからは、様々なことを学んでいくにつれてぎっくり腰の正しい対処法を知るようになり、その事実に驚かされました。
これまで当たり前と思っていたぎっくり腰に対する考えは、どれも全く違っていたのです。そして、それからは11年になる臨床経験の中で、ぎっくり腰に関する知識もたくさん学んできました。
そこで、これまでに学んできたぎっくり腰に対する正しい対処法を、次でご紹介させていただければと思います。
ぎっくり腰の正しい対処とは?
ぎっくり腰になると、私も行なっていたようにまずは「安静」にされるという方が多いのではないでしょうか?
実は、ぎっくり腰に関する最新の研究論文では、
急性腰痛患者186例を対象としたRCT(ランダム化比較試験)によると、安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、最も早く回復したのは日常生活群で、最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。
という結果が出ています。(※ここでいう「急性腰痛(きゅうせいようつう)」とは、「ぎっくり腰」のことを指します)
つまり、これまで常識のように考えられていた「安静」は、返って「ぎっくり腰の治りを妨げる」ということになります。また、可能な範囲とはなりますが、日常生活をなるべく通常通り過ごしていた方が、ぎっくり腰は治りやすいということが明るみになったのです。
実際に当時の私も可能な限り「安静」を控え、定期的な治療も行なっていきました。すると、日を重ねるごとにこれまで常に感じていた腰の鈍痛は改善され、あの腰が抜けそうになる感覚も徐々に起こらなくなったのです。
このように、ぎっくり腰の痛みを改善するには、「安静」を控えることが必要だということを身をもって知ることができました。
では、そもそもぎっくり腰を起こしてしまう根本的な原因とは一体何なのでしょうか?
ぎっくり腰を起こす原因
そのような原因をしっかりと取り除いていくことで、再びつらいぎっくり腰を起こさない身体を作っていけると考えています。
ですので、そのようなぎっくり腰の根本的な原因について、まずは紹介させていただければと思います。
日頃の身体の使い方
- 日頃、長時間同じ姿勢のままでいる
- 「脚を組んで座る」「片足に重心を乗せたまま立つ」などといった癖がある
- 毎日、力仕事をしている
これらはぎっくり腰を起こす原因にもなります。
そして、これらに共通することとして、腰や股関節・お尻まわりなどの筋肉に偏った負担をかけ続けている可能性があります。そうすると、疲労を溜め込んだ筋肉はその状態のまま硬くなり、筋肉の伸び縮みをうまくできなくなってしまいます。
そのような状態のまま長時間の負荷をかけ続けることで、筋肉はさらに疲労を溜め込むようになってしまいます。その結果、限界まで硬くなった筋肉は柔軟性をなくし、ふとした動作をきっかけにぎっくり腰を起こしてしまっていたのです。
偏った食生活
突然ですが、人の体には「体制-内臓反射」という反応が備わっています。
これは、食べ過ぎや飲み過ぎなどの不摂生によって内臓へ負荷をかけてしまった際に、身体の背骨から出ている神経を通して、周りにある筋肉を緊張させてしまう反応のことを言います。
夏場に冷たいものを摂りすぎた時や忘年会シーズンなどにぎっくり腰が起こりやすいのも、この反応によるものと言われています。
このような場合には、筋肉の治療以外にも内臓の負担を減らしてあげることが一つのポイントとなってきます。
つまり、ぎっくり腰を治療する上では、このような食生活の見直しも重要と考えられます。
精神的なストレス
緊張した場面では体がこわばってしまうように、人の体は精神的なストレスを受けると筋肉を無意識のうちに緊張させてしまいます。
その際、このようなストレスには「自律神経」が大きく関係していると言われています。
また、自律神経には血管を広げたり狭くするなどといった働きがあり、人はストレスを感じるとこの働きに悪い影響を与えてしまいます。
その影響により血行が悪くなることで筋肉は硬くなり、そのような状況が続くことでさらに体は緊張を起こしてしまいます。
その結果、緊張の強まった体は、ぎっくり腰を起こしてやすくなってしまうのだと考えられます。
ぎっくり腰を起こさないために
このように、ぎっくり腰は突然起こるのではなく、水を注ぐように日々溜め込んだ体の疲労が些細なことをきっかけに溢れ出してしまうことで起こると考えられます。ですので、ぎっくり腰を起こさないためには、その注がれている水を止める必要があります。
ぎっくり腰の痛みはもちろんのこと、再発をなくすためにもこの根本的な原因は取り除いていく必要があると考えています。ですが、原因となっている全てのことを意識していくことは、大変難しいことと思います。
また、長年ぎっくり腰に悩まされている方ほど、正しい対処を行なったとはいえ、改善されるまでにはそれ相応の時間を要するかと思いま
す。
ですので、当院では治療を通してお身体の状態を回復させ、早期にぎっくり腰を改善することを目的に治療をさせていただいております。
そして、ぎっくり腰を起こさない身体を作っていくことで、これから先、不安のない毎日を過ごしていただきたいと考えています。
そこで、当院で行なっているぎっくり腰の治療の流れや方法について、詳しくお伝えさせていただければと思います。
ぎっくり腰の治療について
問診
これまでにお話しさせていただいた原因を踏まえ、思い当たるきっかけや痛みが出た際の状況などをお伺いさせていただきます。
ですが、私もぎっくり腰を経験したものとして、正直なところゆっくりと話を聞いている余裕もなければ、少しでも早く痛みを取り除きたいものだと思います。
ですので、お話を長時間お聞きするといったことはなく、簡潔にお伺いさせていただきます。
また、あなたが楽に感じる姿勢でお話をお伺いさせていただきますので、どうかご安心ください。
その際、不安に感じていることや、ご質問などがございましたら、お気軽にお聞きいただければと思います。
検査
その際、痛みに過敏になっているお身体を、ぞんざいに扱うことはいたしませんので、ご安心ください。
そして、問診と検査によってお身体の状態を判断し、最適な治療方法やこれからの治療計画についてもご提案させていただきます。
また、もし検査時にご不明な点がございましたら、その都度、お気軽にご質問ください。
治療
治療方法や治療計画についてのご説明のあと、ご了承いただけましたら治療へと移っていきます。
治療方法については、あなたのお身体の状況に合わせて、整体や鍼灸・最新の治療機器などを用いて治療を行なっていきます。
- 最新治療機器 ニューボックス
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ヨーロッパの最新治療機器で、微弱な電流を通電することにより、ぎっくり腰を治療していきます。
最新の微弱電流機器を用いることで、体の回復力が高まり、ぎっくり腰を早期に改善することができます。
この「ニューボックス」という治療機器は、怪我と隣り合わせでもあるスポーツ現場でも活躍しており、ぎっくり腰のような症状にも大変効果的です。また、即効性があり、実際に当院で治療を受けられた患者さんからも、その日にしっかりと効果を実感いただけております。
電流もほとんど感じない程度ですので、「電気治療は苦手」といった方も安心して受けていただける治療機器となっております。 - 整体治療
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ニューボックスによる治療のあと、整体治療によって体の原因となっている歪みを、根本から整えていきます。
当院では、むやみに患部をマッサージをしたり、ボキボキするといった、きつい施術はいたしません。
また、ぎっくり腰で横になれないといった際も、座りながらの施術といったように、状況に合わせて施術を行なうことも可能ですのでご安心ください。施術方法としては、ソフトな力加減でしっかりと関節や筋肉の歪みを調節していきます。
具体的には、体の上に軽く手を添える程度の力(500mlのペットボトルほどの重さ加減)を使って、整体を行います。
当院で施術を受けられるほとんどの方が、はっきりとした効果を実感いただけており、負担の少ない整体治療となっております。 - 鍼灸治療
治療後の流れ
そして、お身体の良い状態を維持できるよう、日頃からできる簡単なセルフケアの方法や、原因に合わせたアドバイスなどもさせていただきます。
当院での治療と、患者さんによる日常のケアを一緒に取り組むことで、再びぎっくり腰を起こさない体を作っていけると考えております。
また、今後の治療計画や来院される回数の目安なども、同時にご提案させていただきます。
ぎっくり腰でお悩みの方は今すぐご予約を
初めての方は1日2名限定となっております
そのため、初めて診させていただく方のご予約には限りがあり、1日に2名様までとさせていただいております。
ですので、
「ぎっくり腰を今すぐ何とかしたいのに予約が取れない」
「当日でも予約を取れると思っていた」
といったことがありませんよう、お早めのご予約をおすすめしております。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
私も過去に一度つらいぎっくり腰を経験し、二度とあんな状態には戻りたくないと心底思いました。そのようなことからも、私はつらいぎっくり腰で悩んでおられる方を一人でも多く救いたいと考えております。
もし「もう治らないのかな…」と諦めかけている方がおられましたら、一度当院へご相談ください。その時は、きっとあなたのお力になれると考えております。
そしてあなたが笑顔で楽しい毎日を送っていただけるよう、全力でサポートさせていただきます。
(鍼灸師 曹 将鎬 監修)