鍼灸治療に不安を抱えておられませんか?
当院へのよくあるご質問として、
などといったお声をお聞きすることがあります。
鍼(はり)って聞くと、病院で使われている「注射針」をイメージされる方も多いのではないでしょうか?一般的にはそのようなイメージが先行しているため、不安に感じてしまうのも無理のないことだと思います。
ですが、ご安心ください。
当院の鍼灸治療を受けられた方の中には、「ほとんど痛みを感じなかった」とおっしゃられる方も多くおられます。
中には、施術中に寝入ってしまう方もおられます。とはいえ、それでも一度ついたイメージというのは、なかなか離れてはくれないものだと思います。
また、鍼灸治療がなぜ効果的なのかなど、疑問に思う点も多々あるかと思います。ですので、ここでは鍼灸治療の安全性や、当院の鍼灸治療に関する考えについてまとめさせていただきました。
もし現在、鍼灸治療に対する不安を抱えておられる、あるいはお体の不調で悩んでおられるといった際は、一度じっくりとお読みいただけましたら幸いです。きっと今のお悩みを解決するためのお役に立てると考えております。
鍼灸治療とは?
鍼灸治療とは東洋医学の考え方を中心とした治療法の一つで、不調を起こす原因となっている部位へ鍼(はり)やお灸などを使い、さまざまな刺激を加える方法です。
鍼灸治療は今ある体の不調はもちろんのこと、自然治癒力(人の体に備わっている回復しようとする働き)を高めることにも効果を発揮してくれます。
ですが、一般的には東洋医学と聞くと、ツボに鍼(はり)を刺したりお灸を据える・漢方の処方などといったようなイメージばかりで、なぜ有効なのかなどあまり知られていない印象があります。
実は近年、世界では「未病治(みびょうち)」といった考え方が広まっていることから、このような鍼灸治療は世界各国でも注目され始めています。
- 「未病治(みびょうち)」とは
- 「現在は病気ではないけれども、そのようなリスクのある部分を事前に治療しておくことで予防する」といった考え方のことを言います。
そして、現在は鍼灸治療を行うことで、どのような働きや効果があるのかといったメカニズムの研究も進められています。そのようなことからも、鍼灸治療は科学的根拠に基づいたとても効果的な治療法と考えられます。
鍼灸治療を受けて頂くにあたって
冒頭でもありましたとおり、鍼灸に対して不安や疑問を抱えておられる方は少なからずいらっしゃるかと思います。
そこで、鍼灸治療を受けて頂くにあたって少しでも安心していただけるよう、鍼灸の安全面について書かせていただきました。
安心の「ディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)」を使用しております
治療を行う際も、その都度新しい鍼を開封して使用し、使用後はそのまま廃棄します。
鍼は患者さんのお体に直接触れるものであることから、衛生面では特に注意を払っております。
そのため、感染症の心配についてもございませんのでご安心ください。
注射針のような痛みはありませんのでご安心ください
鍼(はり)と聞いて一番に思い描くことといえば、病院の「注射針」だという方も多いのではないでしょうか?
当院でも鍼灸治療を初めて受けられる方の中には、鍼といえば注射針をイメージしていたという方が多くおられます。
ですが、実際に鍼の実物をご覧いただくと、
といったお声をいただくことがほとんどです。
注射針の場合、薬を注入したり血を抜き取ることから、筒状となっている必要性があります。
そのため、鍼灸で使用する鍼(はり)に比べると、太くなっていることがほとんどなのです。
当院で使用する鍼(はり)は、主に0.16〜0.2ミリほどのものとなっており、髪の毛と同等の細さになります。
そして、鍼灸のはりが注射針と大きく違う点として、「針先の形」も挙げられます。
注射針は皮膚や血管へ直接刺入しなければならないため、針先はとても鋭い形状となっています。
ですが、鍼灸のはりについては、針先の鋭さに少し丸みを持たせた形状となっており、スムーズに刺入される仕組みとなっています。
そのようなことからも、刺入する際の痛みや不快感はほとんどなく、実際に当院で鍼灸治療を受けられた患者さんからも、
といったお声もいただいております。
ですので、もし鍼治療に対して不安を抱えている方がおられましたら、どうかご安心ください。
お灸による火傷の心配について
お灸とは、乾燥させたヨモギの葉を加工して作る「艾(もぐさ)」を使った温熱治療のことを言います。
よく悪いことをしたときに、「灸を据える」といった言葉を一度はお聞きしたことがあるかもしれません。他にも、大きく熱そうなお灸を、肩や背中に置かれて苦しんでいる絵が思い浮かぶ方もおられるかもしれません。
ですが、実際のところはお灸治療で使用するもぐさのサイズは米粒ほど、あるいはそれ以下のサイズで使用する場合がほとんどです。そして、燃やしきる前に鎮火させますので、むしろ温かく心地良い刺激となっております。
そのため、火傷についても心配はございませんのでご安心ください。
触診によってお体の状態を検査いたします
当院ではまず、鍼灸治療を行う際に「触診」を行わせていただく場合があります。
指や手のひらを使って皮膚を軽く触れることにより、筋肉や内臓などの状態を調べ、不調を起こしている原因を明らかにしていきます。これまで延べ数万人の患者さんを診させていただき、同じような症状でお困りの方も多くおられました。
ですが、その症状を起こしている原因は人それぞれで、違っている場合がほとんどだったのです。
このように、私はお体の不調でお悩みの方が100人いれば、100通りの原因があると考えております。
また、同じ人でもその時々の生活環境によって、お体の状態が変化してしまう場合もあります。ですので、当院ではその都度、「触診」によって不調を起こしている部位を明確にし、現在のお体の状態を把握した上で治療へと移らせていただいております。
当院で行う鍼灸治療について
当院では「問診」や「触診」などから得た情報をもとに、お体の状態に合わせて鍼灸治療を行なっていきます。
その際、人の体に元々備わっている、ある仕組みがとても大切になってきます。
「皮膚」と「内臓」のつながり
人の体には「皮膚」と「内臓」をつなぐための、ケーブルのような役割を持つ「神経」があります。その神経が日頃から常に情報を伝え合うことで、無意識に体調をコントロールしてくれています。
例えば、今までにこのような経験はありませんか?
- 冷たいものを食べた・飲んだ後にお腹が痛くなる
- 年末年始の食べ過ぎ飲み過ぎで、ぎっくり腰を起こしてしまった
- 風邪をひくと肩こりや首こり・関節痛を起こす
実はこのような場合、その仕組みが悪い方向へ働いてしまったときに起こりやすくなります。内臓への負担や疲労が神経を介して皮膚や筋肉へ伝わり、「お腹が痛くなる」「肩こりや腰痛を起こしてしまう」などといった体の不調を起こしてしまうのだと考えられます。
このような反応を、専門的な言葉では「体性-内臓反射」と言われています。
「体性-内臓反射」の仕組みを応用した治療
お腹を下してしまったとき、よくさすったり温めたりすると症状がましになったという経験はないでしょうか?実はこれも、神経のつながりによって起こる「体性-内臓反射」によるものと言われています。
体の皮膚や筋肉に対して適度な刺激を入れてあげることで、内臓にも刺激が加わり症状が軽減されます。当院の鍼灸治療では、この反射を応用した治療を行なっております。
触診で皮膚の状態を確認しながら筋肉や内臓の状態を読み取り、鍼(はり)やお灸によってお体へ適切な刺激を加えていきます。
それにより、お体の不調を起こしている原因を改善していきます。
また、よく「体は正直」と言ったりしますが、ご本人でも気づかないレベルでの症状も皮膚には現れている場合があります。
当院ではそのようなことも触診により見つけ出し、事前に予防するための治療も行わせていただいております。
鍼灸治療の効果が期待できる症状
鍼灸治療は肩こりや腰痛・頭痛などの慢性的な症状の他にも、
神経痛、胃腸関連の不調(消化不良、胃酸過多、胃炎、便秘、下痢など)、糖尿病、風邪予防、気管支炎、喘息、膀胱炎、眼精疲労、白内障、鼻炎、副鼻腔炎、耳鳴り、めまい、更年期障害、冷え性、むくみ、自律神経失調症、不眠症、季節性のアレルギー症状、しもやけ…など
といった症状にも効果が期待できます。
鍼灸治療の流れ
問診
当院ではつらい症状をなるべく早く改善していただけるよう、現在のお体の状態を問診の際に詳しくお伺いさせていただいております。
お体の状態の他にも、思い当たるきっかけや不調が現れた際の状況など、様々なことをお伺いさせていただきます。また、生活環境や過去にあった怪我・病歴などもお聞きする場合があります。
これは不調を起こしている原因が、自分では全く関係ないと思っていたところに潜んでいるケースもあるからです。ですので、お体の不調はもちろんのこと、今抱えているお悩みや不安に感じていることなどがございましたら、些細なことでも結構ですのでお気軽にお話しください。
検査
次に、触診によって皮膚の状態を確認し、関節や筋肉の硬さ・捻れ・左右のバランスなども細かく検査させていただきます。
そして、問診や検査によって得られた情報から、治療の必要箇所を明確にし、原因や治療方針などをわかりやすくご説明いたします。
治療
治療後の流れ
国家資格者による施術
当院では問診から治療までの全てを、院長である私が責任を持って行わせていただきます。
私は現在、「はり師」「きゅう師」という2つの国家資格を取得しております。この国家資格を取得するには、解剖学や生理学・東洋医学などの専門的な知識を、最低でも3年間学ぶ必要があります。
そして、国家試験を受験し合格することで初めて得られる資格となり、厚生労働省も認める専門家の証でもあります。また、国家資格取得後は更なる知識や技術を習得するため、治療法のセミナーにも参加し学びを深めてまいりました。
臨床経験は13年目に入り(2023年現在)、現在も常に知識や技術を向上しながらプロ意識を持って治療にあたらせていただいております。ですので、お悩みの際は安心してご相談いただけますと幸いです。
お身体の不調でお悩みの方は今すぐご予約を
初めての方は1日2名限定となっております
当院を初めて受診される場合、しっかりとお話を伺わせていただき、丁寧に検査を行なった上で治療をさせていただきます。
そのため、初めて診させていただく方のご予約には限りがあり、1日に2名様までとさせていただいております。
ですので、
「早く治したいのに予約が取れない」
「当日でも予約を取れると思っていた」
などといったことがありませんよう、お早めのご予約をおすすめしております。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
私はこれまで、たくさんの臨床経験を積んでまいりました。
そのような中、患者さんのつらい症状が改善されていくにつれて、
「最近は体の調子が良くて、遠ざかっていた趣味を再開したんです」
「痛みやだるさが消えて、仕事中に感じていたストレスがなくなりました」
「はじめは怪我で諦めていましたが、無事試合へ出場できて良かったです」
などといったお声をお聞きしたときは、自分のことのように嬉しく思いました。
私はこのように「体の不調のせいで悩みを抱えている…」といった方に、当院の治療を通じて少しでも解決するためのお力になれればと考えております。
ですので、もしそのような方がおられましたら、一度当院までご相談ください。
その時はあなたのお悩みに寄り添い、全力でサポートさせていただきます。
【監修 鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】