「前かがみの姿勢になると、左側にだけ腰痛が出る」
「左側ばかりに腰痛が出るのはどうして?」
もしこのような腰痛でお悩みでしたら、きっとお役に立てる内容となっております。
前かがみの姿勢による左側だけの腰痛に悩まされていた患者さんの実例
こんにちは。
兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院の曹(ちょう)です。
当院ではよく、腰痛でお悩みの患者さんからご相談をいただくことがあります。
先日お越しになられた患者さんからは、
「立ち上がる時に前かがみの姿勢になると、左側に腰痛が出るんです」
といったご相談をいただきました。
ここ最近は仕事が忙しく、椅子から立ったり座ったりする動作が大変多かったとのこと。
はじめは時間が経てば良くなるだろうと思っていたところ、数日経っても治まる気配がなかったことから当院へご相談くださったのです。
このようにひとえに腰痛と言っても、その方によって症状や悩みはさまざまです。
この度のブログでは、腰痛の中でも前かがみにより左側にだけ症状が現れてしまうときの対処法を、当院へお越しいただいた患者さんの実例をもとにご紹介させていただきました。
もし同じようにお困りの際は、きっとお役に立てる内容となっております。
お時間のある時に、ぜひ最後まで読んでみてください。
前かがみになると左側だけに腰痛を起こす原因とは?
この度お悩みだった患者さんへお話を伺っていると、
「20代の頃にスキーで転倒して怪我をしたことがある」
といったことをおっしゃっていました。
その頃から、左の股関節へ違和感を覚えるようになられたそうです。
そこでお体の検査を行なってみたところ、左股関節の動きはカチカチに硬くなっている状況でした。
そのような状態が長年続いていたこともあり、股関節を庇うように背骨や股関節・ひざ・足首なども捻れが生じ硬くなってしまっていたのです。
例えば建物も骨組みが安定していなければ、しっかりと建てることはできません。
これと同じで、人も背骨や股関節・ひざ・足首など、さまざまな関節が安定した位置にあることで、人は体をしっかりと支えることができます。
ですが、今回のケースでは関節の捻れや硬さにより、左側の腰の支えが不安定になってしまっていたのです。
すると、そのまわりにある筋肉は腰をなんとか支えるためにより硬くなり、ホースを曲げたときのように血の巡りまでも悪くしてしまいます。
また、人の血液には筋肉を回復する上でとても重要な、栄養や酸素を豊富に含んでいます。
その栄養や酸素が十分に行き届かなくなると、筋肉はさらに柔軟性をなくし悪循環へ陥ってしまうことに。
その結果、今回のような前かがみの動作を行なった際に、腰痛を起こしてしまっていたのです。
前かがみの姿勢で左側だけに腰痛が出てしまうときの対処法
それでは、このような場合におすすめする効果的な対処法をご紹介させていただきます。
適度なウォーキング
まずおすすめの方法として、適度なウォーキングです。
ウォーキングは全身運動且つ有酸素運動となるため、体のバランスに偏りが起きにくく血の巡りを促してくれます。
人の体は安静にしたまま刺激が入らなくなると、筋肉はさらに硬くなり状態は悪化しかねません。
ですので、適度なウォーキングを取り入れることで、筋肉を柔軟に保つことができます。
目安としては、ウォーキングの時間を一日に20分ほど確保してみてください。
もしどうしても忙しくて時間が取れないといった方は、
・通勤時の自転車やバス利用を、徒歩に切り替えてみる
・ちょっとした買い物をするときは、散歩がてら歩いてみる
など、できることから始めてみられると良いかと思います。
大の字で深呼吸
大の字で横になっていただき、リラックスした状態で深呼吸を行うことも効果的です。
大の字で寝ていただくことで、股関節に関わるお腹の筋肉や胸まわりの筋肉を伸ばすことができ、猫背予防につながります。
すると、姿勢が正されることで、体のバランスも良い方向へ向かいやすくなります。
また、同時に深呼吸は酸素も十分に取り込むことができるため、疲労回復にも最適です。
とても簡単な方法ですので、ぜひ一度取り入れてみてください。
脚を小刻みに動かす
脚を小刻みに動かす、いわゆる「貧乏ゆすり」を行なっていただくのもおすすめです。
これを行うことで脚全体に刺激が加わり、血の巡りを促す効果が期待できます。
目安としては、30分〜1時間以上同じ姿勢が続く場合は、特に意識して取り組んでみてください。
これだけで筋肉が硬くなるリスクを防ぎ、腰痛予防につながります。
前かがみによる左側の腰痛を解消した患者さんの声
実際に前かがみによる腰痛でお困りだった、患者さんの声をご紹介させていただきます。
この度の患者さんには、2ヶ月の間に6回の通院をしていただきました。
その際、今回ご紹介させていただいた対処法についても取り組んでいただきました。
そのおかげもあり、今では3週間〜月に一回のメンテナンスを行うだけで、お体の良い状態を維持できておられます。
もし同じような症状でお困りの際は、ぜひ一度取り組んでみてください。
この度の声が、少しでも励みになれば幸いです。
※下記に詳細な内容をまとめておりますので、ぜひご確認ください。
Q.何が決め手で当院を受診なさいましたか?(当院を選んだ理由など)
商工会議所で講座を受講したから。
Q.どのような症状にお悩みで受診なさいましたか?
首、肩、腰、ヒザが痛かったから。
Q.実際に受診されて良かったこと(ご感想など)をお書きください。
曲げた時、ひねった時の痛みがやわらいだ。
【60代 男性 K様 尼崎市在住】
腰痛でお困りの際は当院までご相談ください
この度は、前かがみになると左側に腰痛を起こしてしまう時の対処法について、実例をもとにご紹介させていただきました。
今回ご紹介した方法を取り組んでいただくことで、腰痛を軽減できる可能性があります。
ですが、それでも一向に良くならない時は、他の原因が考えられるかもしれません。
そんなときは、一度当院までご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この度の内容が、腰痛でお困りの方のお役に立てれば幸いです。
【監修:鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】