「夫がひどい肩こりに悩んでいて、何か良い方法はありませんか?」
「肩こりがひどい時は、息苦しさまで感じるみたいなんです」
先日、このようなご相談をいただくことがありました。
ひどい肩こりで悩む夫を見ていられない…こんな時はどうすればいい?
こんにちは。
兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院の曹(ちょう)です。
先日、仕事の出先である知人女性(以下「Tさん」という)と会話をしていると、
「夫が肩こりに悩んでいて、何か良い方法ってありませんか?」
といったご相談をいただくことがありました。
お話を伺ってみると、Tさんの旦那さんは長年頑固な肩こりに悩まされており、ひどい時は息苦しさまで感じておられるとのこと。
マッサージやストレッチなどを試みてみたもののこれといった変化は見られず、それを見兼ねたTさんはなんとかできないものかと今回私にご相談くださったのです。
旦那さんのつらい状況を日頃から目の当たりにしていると、心配なさるのも無理のないことだと思います。
そこで、つらい肩こりを少しでも軽減するお役に立てればと思い、Tさんにはあることをお伝えさせていただきました。
すると、数ヶ月後に改めてTさんとお会いした際、
「おかげで夫の肩こりもマシになって顔色も良くなりました!」
といった嬉しいお声をお聞きすることができたのです。
マッサージやストレッチをしても変わらなかった肩こりを、Tさんの旦那さんはいったいなぜ軽減することができたのか?
この度は、差し出がましくもお伝えさせていただいた内容について、ブログへまとめさせていただきました。
もし同じような境遇でお困りの方や、現在つらい肩こりでお困りの方がおられましたら、この度のブログがお役に立てるのではないかと考えております。
お時間の許す時に、ぜひ最後までご覧いただけましたら幸いです。
ひどい肩こりを起こすまでのメカニズム
一口に肩こりと言っても人によって感じ方は様々で、「首筋が張る」「肩がだるい」「腕が重く感じる」など多岐に渡ります。
そのような肩こりが起きる原因には多くの場合、血の巡りが関係していることはご存じでしょうか?
突然ですが、人には心臓から出た血液が体の筋肉や内臓などの隅々にまで行き渡り、最終的にまた心臓へと帰っていくといった仕組みが備わっています。
そして、その血液の中には食事や呼吸から得られた栄養や酸素が豊富に含まれており、これらは人の体を回復・維持する上で必要不可欠となります。
この一連の流れがスムーズに行われることによって、人の健康は一定に保たれているのです。
例えば、車もガス欠を起こすと走れないように、人の体もこの栄養や酸素がなければうまく活動することができなくなりガス欠のような状態を起こしてしまいます。
実際に私がこれまでに臨床で診させていただいた肩こりでお困りの方の多くは、このガス欠のような状態を起こしてしまっている方がほとんどでした。
その理由としては、
・デスクワーク
・長時間の立ち姿勢
・日々のストレス
・運動不足
など、様々なことが考えられます。
例えばデスクワークの場合、長時間のパソコン作業の影響によりこのような姿勢で作業をしている方を見かけたことはありませんか?
顎を突き出すように頭の位置は前へ移動し、知らず知らずのうちに猫背姿勢になってしまっていたという方も少なくありません。
ボーリングの球も胸から離れたところで持つと腕が疲れてしまうように、頭の位置も姿勢が悪くなると支えるために首や肩への負担は大きくなってしまいます。
すると、首や肩まわりの筋肉や関節はカチカチに硬くなり、その硬くなった筋肉が血管をホースを曲げたときのように押さえつけ血の巡りを悪くしてしまいます。
その結果、体の筋肉はさらに硬くなることで悪循環を起こし、頑固な肩こりを作り上げてしまうのです。
肩こりがひどくなると息苦しさまで感じるのはどうして?
ひどい肩こりでお困りの患者さんからは、
「大きく息を吸い込んでいるつもりなのに、どこか吸い込みきれず苦しい…」
といったようなお声をお聞きすることがあります。
これはいったいどうしてなのでしょうか?
突然ですが、人は呼吸をスムーズに行うために、胸まわりやお腹まわりを広げるといった仕組みが備わっています。
ですが、今回のように頑固な肩こりを起こすと首や肩・胸まわりなどの筋肉は硬くなり、この仕組みにも制限を起こしてしまうのです。
その影響により胸をうまく広げれなくなると前かがみ姿勢となり、お腹まわりの動きまでも制限を起こしてしまいます。
すると、さらに呼吸は小さくなることから酸素の吸い込める量も少なくなり、結果的に息苦しさまで感じてしまうのです。
息苦しさまで感じるひどい肩こりを解決する鍵は「呼吸」にあった
このようなことからも、肩こりを解決するためには「呼吸」をスムーズにする必要があります。
そこで、当院へお越しになられる患者さんには日頃からできる簡単な方法として、「2:1の割合で深呼吸をする」といったことをおすすめしております。
人の体は呼吸をする際、吐くときと吸うときの割合はおおよそ「2:1」が理想とされています。
ですので、3〜4秒かけて鼻から息を吸い込み、6〜8秒かけて口からスーッと吐き出す。
そうすることで、体に必要な「酸素」を効率的且つ十分に取り込むことができます。
目安としては特に決まりはなく、これを1日に数回繰り返していただくだけで結構です。
この度の方法を、Tさんにもお伝えさせていただきました。
すると、続けていただいた甲斐もあり、以前よりも息苦しさがなくなり肩こりもマシになったとお喜びの声を頂戴することができたのです。
この度ご紹介させていただいた「2:1」で行う深呼吸については、過去のものとはなりますが下記動画の5:31からもご覧いただけます。
お時間のある時に、ぜひ一度お試しください。
ひどい肩こりで当院を受診なさった女性患者さんのご感想
最後に当院で施術を受け、お困りだった肩こりを改善なさった患者さんの声をご紹介させていただきます。
この度の女性患者さんには、2〜3ヶ月の間に合計6回ほど通院していただきました。
現在はご本人のご希望もあり、お体のメンテナンスとして月に一回のペースで来院なさっています。
この度のお声が、ひどい肩こりで悩んでおられる方の励みになりましたら幸いです。
※下記はいただいたお声をまとめたものとなります。
膝の痛み、酷い肩こりで長い間辛い思いをし、整形外科など色々通ってもみましたが良くならず、結局いつも湿布や痛み止めで我慢していました。
でも、2ヶ月ほど前からちょう先生にお世話になるようになってからは、あんなに酷かった肩こりも、嘘のように無くなり、伸ばすのが辛かった膝も、今ではちゃんと伸ばすことが出来るようになり、ほんとにビックリしています。
体を整えるって…凄いです。
これからも…今の状態を維持できるよう…ちょう先生には続けてお世話になろうと思ってます。
【60代 女性 M・T様 尼崎市在住】
息苦しいほどのひどい肩こりでお困りの際はお早めにご相談ください
最後までご覧いただきありがとうございます。
この度は、ひどい肩こりを起こすメカニズムや解消法についてご紹介させていただきました。
ご紹介させていただいた方法を取り組んでいただくことで、肩こりを解消していただける可能性があります。
ですが、取り組んでみたものの一向に症状が良くならない時は、他の原因が考えられるかもしれません。
そのような時は、一度当院までお気軽にご相談ください。
この度の内容が、少しでも肩こりでお困りの方のお役に立てましたら幸いです。
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【監修 鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】