「親の肩こりをなんとかしてあげたい」
「湿布やマッサージ機を使ってみても肩こりが良くならない」
先日、お体のメンテナンスでお越しの女性患者さんから、親御さんの肩こりについてご相談をいただくことがありました。
湿布やマッサージ機よりも効果的な肩こりの治し方ってあるの?
こんにちは。
兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院の曹(ちょう)です。
先日、当院へお体のメンテナンスでお越しの女性患者さん(以下Nさん)から、
「母の肩こりがひどくて、何か良い方法はありませんか?」
といったご相談をいただくことがありました。
詳しくお話を伺ってみると、
「以前から肩こりがひどく、ここ最近は湿布だけではどうにもならないみたいで…」
「マッサージ機もプレゼントしたんですけど、全く良くなる気配がなくて…」
といったように、どうすれば良いのかわからなくなっていたそうです。
さらにお話を伺っていくと、Nさんのお母様は飲食店を営んでおられるとのこと。
そのため一日中立ちっぱなしの日々が続き、肩こりだけでなく心身ともに疲労が蓄積している状況でした。
これ以上つらそうにしている母を見ていられないと、Nさんも随分心配なさっておられたようです。
そのようなご相談をいただき、こちらとしても何かお役に立てることはないかと考えました。
そこで、Nさんにはお母様にある対処法をいくつか実践していただけるようお願いしました。
すると、その数週間後にNさんから、
「母がそういえば、最近は前より肩こりがマシになったかもって言ってました!」
との、嬉しいご報告を聞くことができたのです。
Nさんもとても安心されたようで、こちらとしてもお役に立てて嬉しく思います。
このように、Nさんのお母様はお伝えした対処法を実践していただけたことで、ひどい肩こりを軽減することができました。
では、この度Nさんにお伝えした肩こりの対処法とは、どのような方法だったのでしょうか?
下記へ詳しくまとめさせていただきました。
もし現在、大切なご家族の方がひどい肩こりでお悩みの際は、きっとお役に立てる内容となっております。
お時間のある時に、ぜひ最後までご覧になってみてください。
湿布やマッサージ機が効かないのはなぜ?肩こりの原因を解明
肩こりは湿布を貼ることで一時的には凌げますが、なかなか根本的に良くならないのが実状です。
また、最近ではマッサージガンを使用している方もおられ、実際の使用感をお聞きすると「その時はいいんだけど…」といった声をお聞きすることがあります。
この度お困りだったNさんのお母様も、湿布やマッサージ機を使ってみても一向に良くなる気配が見られなかったようです。
では、肩こりを解消するためにはどうすれば良いのでしょうか?
結論を先に書きますと、肩こり解消には全身の血の巡りをスムーズに行き渡らせる必要があります。
「え、それだけで良いならお風呂で温めとけば治るやん」
と、思った方ももう少しだけお付き合いください。
まず、人の血液には呼吸や食事から得た「酸素」や「栄養」などが豊富に含まれています。
これは車でいうガソリンと同じで、車もガソリンがなければ走れないように、脳や内臓・筋肉などにも血液がしっかりと供給されなければ健康に支障が出てしまうのです。
今回お悩みだったNさんのお母様は、お仕事により一日中立ちっぱなしの状況が続いておられました。
また、常に厨房での作業が多かったため、体の姿勢は前側へ体重をかけやすかったそうです。
例えば、ボーリングの球も体から離して持つと、すぐに腕の筋肉が疲れてしまうかと思います。
これと同じで、Nさんのお母様も長時間の前かがみ作業により、頭を支える首や肩の筋肉へ常に負荷をかけてしまっていたのです。
すると、それを庇うように気づけば姿勢は猫背となり、胸が開きにくくなることから呼吸まで浅くなってしまいます。
その結果、体は血の巡りが悪くなり、ひどい肩こりを起こしてしまっていたのです。
また、先ほどあったお声のように、お風呂へ浸かることでも血の巡りは良くなります。
ですが、呼吸が浅くなると血液内の酸素が不足するため、回復がうまくいかなくなってしまうのです。
ですので、肩こりを効率的に回復させるためには、血の巡りと合わせて「呼吸」も改善する必要があったのです。
ひどい肩こりに湿布やマッサージ機が効かない時の原因から考えた対処法
では、Nさんへお伝えした肩こりの対処法について、3つご紹介させていただきます。
どなたでも取り組みやすい簡単な方法となっていますので、ぜひ一度お試しください。
①みぞおちを少しだけ前へ出す
Nさんのお母様には仕事中や日常生活を送る中で、みぞおちを少しだけ前へ出すことを意識していただきました。
これだけで体の重心や背骨のバランスをある程度修正し、肩への負荷を軽減する効果が期待できます。
特に回数やタイミングに目安はなく、日頃からなるべく積極的に取り組んでいただけるようお願いしました。
その際、あくまでみぞおちを少しだけ前へ出すのであって、腰を反らせてしまうとかえって体のバランスを崩しかねません。
その点だけご注意ください。
②両脚を均等にそろえる
私も日頃から無意識によくやってしまうのですが、同じ姿勢のままでいると気づけば片足に重心をかけて立っていたり、脚を組んでしまったりすることがあります。
家も土台が傾いているといろいろなところに歪みができてしまうように、人の体もアンバランスを起こすことで血の巡りを妨げる要因になりかねません。
そこで、Nさんのお母様にはその予防として、「両脚を均等にそろえる」といったことを日頃から意識していただきました。
そうすることで傾きや左右差を抑え、体は土台を安定させることができます。
ですが、お仕事で忙しい中、常に意識することは難しいかもしれません。
ですので、まずは気がついた時だけで結構です。
日頃から意識を持ちながら継続していただくと、その分より体への負担も軽減していきます。
まずは一度、気軽な気持ちでお試しください。
③胸を開くように深呼吸をする
先ほどもご紹介した通り、肩こりの回復には血液に含まれる酸素が必要不可欠です。
その酸素を効率的に体内へ取り込める方法が、「深呼吸」になります。
深呼吸のポイントとしては、3秒かけて息を吸ったら6秒かけて息を吐き出すといったように、「1:2」の割合で行なっていただけるとより効果的です。
さらにその際、画像のように大きく胸を開きながら深呼吸を行うことで、猫背姿勢の予防にも繋がります。
これを一日に最低でも、起床時や就寝前に各3回ずつ行なっていただけるようお願いしました。
もちろん、それ以上行なっていただいても構いません。
とても簡単で取り組みやすい方法ですので、ぜひお時間を見つけてお試しください。
ひどい肩こりを克服した女性患者さんの喜びの声
最後にNさんのお母様と同様に、つらい肩こりでお困りだった女性患者さんの声をご紹介させていただきます。
少しでもつらい肩こりでお困りの方の、励みになりましたら幸いです。
下記にいただいたお声をまとめております。
ぜひご覧ください。
Q.何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)
知り合いの紹介
Q.どのような症状にお悩みで受診されましたか?
肩こり、体のゆがみなど
Q.実際に受診されて良かったこと(ご感想など)をお書きください。
ずっと悩まされていた肩こりが解消されて、毎日快適にすごせています!!
【20代 女性 K.U様 尼崎市在住】
湿布やマッサージ機が効かないひどい肩こりでお困りの方へ
Nさんのお母様には、これらの方法を実践いただけるようご提案をさせていただきました。
積極的に継続していただいた甲斐もあり、肩こりを早期に軽減できたようで何よりです。
これからも継続いただくことで、肩こりのない日々を送っていただけることを願っております。
もし今ブログをご覧の方で、つらい肩こりにお悩みであったりご家族が同じ目に遭っているといった際には、ぜひ今回の方法を取り組んでみてください。
そのつらい肩こりを、軽減・解消できる可能性があります。
ですが、取り組んでみたものの一向に良くなる兆しがないといった際には、他にも原因が潜んでいるかもしれません。
そのような時は、当院での整体治療がお役に立てると考えております。
当院の整体治療について
もしお悩みの際は、お早めにご相談いただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この度のブログが、少しでも肩こりでお困りの方のお役に立てれば嬉しく思います。
【監修:鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】