日本臓器製薬と東京大学医学部附属病院で行なった共同研究によると、現在の日本国内においての身体的・精神的不調が原因となる生産性の低下は、約6兆円もの経済的損失を招いていることが判明した。

特にその中でも、腰痛による経済的損失は半数にも当たる約３兆円に及ぶとされている。

日本臓器製薬の「東京大学医学部附属病院との「プレゼンティーズム」に関する共同研究」より引用

”日本国内において腰痛だけで約3兆円もの経済的損失（腰痛借金）が発生していることが判明しました。肩こりなどを合わせると、その損失は約6兆円でした。”

そこで、尼崎市にあるちょう鍼灸整体院では、このような社会問題化する腰痛を防止するため、尼崎商工会議所より講演依頼を賜り腰痛の予防講座を開催した。

 

こんにちは。

兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院院長の曹 将鎬（ちょう ちゃんほ） と申します。

先日、尼崎商工会議所より、士業の方を対象とした健康講座を開催してほしいとの講演依頼を賜りました。

これまでも当院では、尼崎市の腰痛で悩む方々を対象に、腰痛予防を目的とした健康講座を定期的に開催してまいりました。

厚生労働省が実施した国民生活基礎調査では、R４年以降の国民が悩む自覚症状について腰痛が肩こりを抑え、男女ともに一位となったことを明らかにしています。

そのようなことから、腰痛は俗に国民病とも言われているほどです。

また、日本臓器製薬と東京大学医学部附属病院で行なった共同研究では、日本国内において腰痛による生産性の低下が原因となる経済的損失は約３兆円にも及ぶとされています。

そこで、尼崎市にあるちょう鍼灸整体院では、少しでもこのような現状を好転するお役に立てればと考え、尼崎商工会議所所属の士業に携わる方々28名を対象に、腰痛予防を目的とした健康講座を開催させていただきました。

 

腰痛予防がこれからの社会に必要な理由

近年、感染症の拡大・収束以降、新しい働き方としてテレワークを導入する企業が増えました。

そのため、これまで以上にパソコンやスマホを使用した業務内容への変動が起きています。

そのような影響により、長時間の座位姿勢が原因となる運動量の低下は顕著です。

また、厚生労働省の調査からも見て取れるように、腰痛による悩みは年々増加傾向にあります。

厚生労働省でもこのような職場における腰痛の予防対策は以前から推奨されており、今後の企業での生産性を落とさないためにも改善が必要です。

突然ですが、人が健康な状態を維持するためには、血液に含まれる栄養や酸素が必要と同時に「刺激」も重要になります。

例えば、温かいご飯も長く放っておくと、冷めて硬くなってしまうかと思います。

ところが、冷めて硬くなったご飯も、電子レンジなどを使えばまた温かい状態へと戻すことができます。

これと同じで、人の体も同じ姿勢が長時間にわたり続くと、体は硬くなり腰痛を起こしやすくなってしまうのです。

そこへ軽い運動などにより体へ「刺激」が加わると、血の巡りが良くなることで筋肉の柔軟性は増し腰痛予防につながります。

ですが、社会での現状は腰痛予防に関する正しい情報の数は十分とはいえず、対策を知らないが故につらい腰痛を経験してしまう方が後を絶ちません。

その結果、腰痛は今や国民病となり、社会的な問題にまで発展してしまっているのです。

そのようなことからも、当院では腰痛予防の必要性を少しでも多くの方に知っていただきたいと強く感じております。

 

腰痛予防講座の参加者から聞いたリアルな声

今回の講座では、そういった腰痛を予防するための内容をお話しさせていただきました。

講座中に参加者の方々へご質問させていただいたところ、

 

「ひどい腰痛で仕事に集中できない」

「仕事中に何度も腰痛を経験しており一向に良くならない」

 

など、さまざまな悩みを抱えている方がおられました。

尼崎市の一部地域だけでも、これだけたくさんの方々が腰痛に悩まされておられたのです。

「たかが腰痛で少し大袈裟じゃないか？」と、お考えになられる方もおられるかもしれません。

ですが、実際に現場ではこのような悩みの声が増えており、当院へご相談いただく患者さんでも、やはり腰痛で悩まれている方が圧倒的に多いのです。

講演後、ご参加いただいた方々からは、

 

「歪みが腰痛に影響していることや対策がわかって良かった」

「自分の腰痛を起こす原因がわかり予防の参考になった」

 

など、たくさんのお喜びの声を頂戴し嬉しく思います。

※下記にご参加いただいた方々のアンケートを、一部掲載しておりますのでぜひご覧ください。

 

 

企画のご担当者様からも、

 

「やはり体が資本となりますので、今回学んだことを活かし腰痛を予防していきたい」

 

とのありがたいお言葉を頂戴し、少しでも腰痛予防のお役に立てたのであれば幸いです。

 

これからも腰痛をはじめ尼崎市の方々の健康を支えるために尽力します

当院ではかねてより、腰痛治療だけでなく腰痛予防を目的とした講座開催などの活動にも力を入れています。

これからもこのような活動を継続し、少しでも尼崎市の皆さまのお役に立てるよう尽力したいと考えております。

また、草の根レベルながらも、健康を通じて尼崎市の活性化や社会貢献へつながる取り組みも継続してまいります。

最後とはなりますが、このような機会を設けてくださった商工会議所の企画担当者様、及びご参加いただきました皆様には感謝申し上げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【監修：鍼灸師 曹 将鎬（ちょう ちゃんほ）】