お知らせ ぎっくり腰

ぎっくり腰の症状が長引くときの原因から考えた対策法

「急なぎっくり腰で動けなくなってしまった…」

「ぎっくり腰の症状がなかなか治まらない…

 

今月に入り、ぎっくり腰のご相談をいただくことが増えています。

 

ぎっくり腰で動けない…症状が長引く時の原因から考えた対策法

こんにちは。

兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院の曹(ちょう)です。

今月に入り、朝晩の急激な冷え込みの影響か、ぎっくり腰のご相談が大変増えております。

先日もぎっくり腰で動けなくなったという患者さんから、ご相談をいただくことがありました。

お話を伺ってみると、「ぎっくり腰の症状が何日経ってもなかなか良くならない…」といったことでお困りのようでした。

年末へ近づくにつれて忙しなくなる中、ぎっくり腰で動けなくなると仕事やせっかくの休日などにも支障が出てしまい困ってしまいますよね。

私も過去に一度だけきついぎっくり腰を経験したことがあり、当時はひどい痛みで全く動けず大変な思いをした記憶があります。

これからは忘年会シーズンということもあり、今後ぎっくり腰でお悩みの方からのご相談はさらに増える可能性があります。

クリスマスや年末年始を、つらいぎっくり腰で過ごすことだけはどうにか避けたいものです。

そこで、当院ではそのような経験をせずに済むよう、ぎっくり腰の原因から考えたおすすめの対策方法をご紹介させていただきました。

そして、ご相談いただいた患者さんのように、ぎっくり腰が長引いてしまう理由についても解説しております。

もし現在、このブログをご覧になられている方で、

 

「毎年、年末ごろになるとまたぎっくり腰にならないか不安…」

「せっかくのイベントの多い期間を、ぎっくり腰で台無しにしたくない!」

 

などとお考えの際は、きっとお役に立てる内容となっております。

お時間のある時に、ぜひ最後までご覧になってみてください。

 

内臓疲労がぎっくり腰の原因になるって本当?

では、いったいどうして今のような冷え込みのきつい時期や、忘年会シーズンはぎっくり腰の方が増えてしまうのでしょうか?

突然ですが、人は脳や内臓・筋肉などを十分に活動させるために、血液内の新鮮な栄養や酸素を必要とします

スマホもバッテリーという電力(栄養や酸素)を蓄えて動いていますが、その電力を保つためには充電が必要です。

スマホもこの充電がなくなれば稼働できなくなるように、人も栄養や酸素が不足すれば日々の活動に支障が出てしまいます。

 

「それなら普段からご飯を食べたり息を吸っておけばいいんじゃないの?」

 

と、お考えになられた方もいらっしゃるかもしれません。

おっしゃる通り、栄養や酸素を十分に摂ることはとても大切です。

ですが、酸素ならまだしも、これから増える忘年会などでは、栄養を過度に摂りすぎることで体は処理が追いつかず、内臓や代謝などへの負荷が大きくなってしまいます。

例えば、家でさまざまな家電を一気に使用すると、電気をたくさん使いすぎてブレーカーが落ちてしまったときと似ているかもしれません。

これと同じように、人も体に過度な負荷がかかると、かえって体調不良を起こすきっかけにもなります。

また、内臓は神経というケーブルで背骨と繋がっています

そのような内臓疲労は神経を介して背骨に伝わり、そのまわりの筋肉までも硬くしてしまいます。

その結果、体はリラックスすることができなくなり、ひどい場合はぎっくり腰を起こしてしまうのです。

 

ぎっくり腰は寒暖差ストレスによる自律神経の乱れに注意

他にも、今のような時期は激しい寒暖差により、自律神経のバランスが崩れやすい傾向にあります。

自律神経とは、いわば人の生命を維持するために必要な自動制御装置のようなものです。

この自律神経は、主に脳によってコントロールされています。

人が健康を維持するために、無意識に行われている心臓の拍動や体温調節・呼吸などは、この自律神経が正常に働いてくれているおかげです。

ですが、激しい寒暖差は自律神経にも過度な負荷がかかり、体は正常な処理を行えなくなります。

ほら、パソコンやスマホも長時間負荷のかかる作業をした時に、突然フリーズしてしまったという経験はないでしょうか?

それと一緒で、先ほどの内臓疲労に加え、自律神経も正常に働かなくなると体は異常事態を知らせるために、ぎっくり腰などの不調を起こしてしまうのです。

この度ご相談いただいた患者さんからも、

 

・最近は付き合いで飲み会が何度も続いていたこと

・現場作業が続いていたため、寒い環境下で長時間働いていたこと

 

といった、今回の内容に当てはまる状況でした。

ぎっくり腰を起こした後もそのような状況が続き、なかなか症状の改善が見られず長引いてしまっていたと考えられます。

 

ぎっくり腰予防に原因から考えた最適な対策法3選

とはいえ、仕事を辞めるわけにもいかず、忘年会も付き合い上致し方ないですよね。

また、現在ぎっくり腰でない方も、できれば年末年始に向けてぎっくり腰を起こすことなく過ごしたいものです。

そこで、今回はぎっくり腰予防に効果的な対策方法を3つご紹介させていただきました。

どれも日頃から取り組める方法となっておりますので、ぎっくり腰を予防なさりたい方はぜひご覧ください。

 

①体を温めて血の巡りを促す

ぎっくり腰になってしまった際、「冷やしたほうが良いですか?」というご質問をよくいただくことがあります。

実はぎっくり腰については、冷やすよりも温めた方が早い回復が見込まれます

患部やお腹周辺へホッカイロを貼ったり湯船へゆっくりと浸かるなど、体を温めていただくことがおすすめです。

ただし、強く尻もちをついたり腰を強打した際は、炎症を起こしてしまっている可能性があります。

もし他の皮膚と比べ、患部に明らかな熱感や腫れ・赤みなどがあれば、15分ほど氷や氷嚢を使って冷やしてみてください。

もしこれで少しずつ症状が落ち着き炎症が治まれば、それ以降は温める方へ切り替えていただくと良いかと思います。

しかし、冷やしたにも関わらず一向に痛みが引かない、または熱感や腫れがいつまでも続くようであれば、一度専門の医療機関へご相談なさることをおすすめします。

 

日常生活レベルで体を動かすことが早期回復の鍵

医学的な論文では、「ぎっくり腰は安静にしすぎるとかえって症状が悪化する」とされています。

実際に日常生活レベルの動ける範囲で体を動かしていた人の方が、常に安静にしていた人よりも明らかに早い回復に至ったという研究データもあります。

ですので、ぎっくり腰を早期に回復するポイントは、なるべく早い段階から積極的に体を動かしていくことにあったのです。

ですが、頭ではわかっているものの、あまりのつらさに中々思うように動けないといった方もおられるかもしれません。

そんな時は、腕や足などの可能な範囲からで結構ですので、少しずつ体を動かしていくようにしてみてください。

安静期間はできれば1日~2日ほどまでに留めていただき、それ以降は日常生活レベルでの動作を取り入れていきましょう。

 

③日頃から深呼吸を取り入れる

そして、やはり体の疲労を取り除くためには、十分な酸素が必要になります。

また、自律神経を司る脳にとっても、酸素はとても重要になります。

ですので、そんな時におすすめの方法が、自宅や出先などどこでも行える深呼吸です。

深呼吸を意識的に行うことで、酸素をしっかりと補い体や脳の疲労回復につながります。

そして、深呼吸はリラックス効果も期待できるため、一石二鳥の対策法です。

その際、そのまま深呼吸を行なっていただいても十分効果的ですが、大の字になりながら深呼吸を行うと呼吸を補助する筋肉にも刺激が入りより効果的です。

目安としては、少なくとも起床時や就寝前などに各3回ずつ行うと良いかと思います。

簡単に取り組める方法となっておりますので、ぜひ日頃から意識的に行なってみてください。

 

動けないほどつらいぎっくり腰から解放された女性患者さんの声

最後につらいぎっくり越しでお困りだった、女性患者さんの声をご紹介いたします。

施術後は歩いて帰れるようになったと大変喜んでいただき、こちらとしてもお力になれて嬉しく思います。

同じようなぎっくり腰でお困りの方の、励みになれば幸いです。

下記へ詳細をまとめております。

ぜひご覧ください。

Q.何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)

近所で看板を見たから。

 

Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?

ぎっくり腰。

 

Q.実際に受診されて良かったことを書いてください。

歩いて帰れるようになりました。

 

(40代 女性 匿名)

 

長引くぎっくり腰の症状でお悩みの際は当院までご相談ください

この度は、原因から考えたぎっくり腰の予防的対策についてご紹介させていただきました。

ご紹介した方法を実践していただくことで、ぎっくり腰を予防し快適な毎日をお過ごしいただける可能性があります。

ですが、それでもぎっくり腰を起こしてしまったという場合は、一度お近くの医療機関へご相談なさってみてください。

また、再発防止のために、お体の定期的なメンテナンスもおすすめです。

もしぎっくり腰でお困りの方はもちろんのこと、お体のメンテナンスをご希望なさる際も、当院までお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この度の内容が、少しでもぎっくり腰を予防するお役に立てましたら幸いです。

 

【監修 鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】

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