「事務作業でパソコンを触っていると肩こりがひどくなる…」
「マッサージをしても肩こりの症状が良くならない…」
このようなつらい肩こりでお困りではありませんか?
肩こりが日に日にひどくなる…マッサージをしても良くならない時はどうすればいい?
こんにちは。
兵庫県尼崎市にあります、ちょう鍼灸整体院の曹(ちょう)です。
先日、ひどい肩こりでお困りだという女性患者さんからご相談をいただくことがありました。
さっそくお話を伺ってみると、
「長時間パソコン作業をした後は、決まって肩こりがひどくなる」
「よくマッサージもしますけど、全く肩こりは良くならなくて」
といったお悩みを抱えておられたようです。
当院では肩こりのご相談をいただくことも多く、そのほとんどの方が仕事や日常生活など、さまざまなシーンで支障をきたしてしまっておられます。
肩こりは一度症状が現れると何をしてもスッキリせず、ひどい方だと仕事を休まざる終えない方もいらっしゃいます。
そこで、当院でも何か少しでもお役に立てないかと考え、ひどい肩こりを起こしてしまった際の対処法をご紹介させていただきました。
もし仕事が原因となるひどい肩こりでお困りでしたら、きっとこの度のブログがお役に立てると考えております。
ぜひ最後までご覧になってみてください。
姿勢が及ぼす影響とひどい肩こりにマッサージが効かない原因
今回ご相談いただいた女性患者さんは、1日に平均12時間もの間パソコン作業を行われていたそうです。
パナソニック株式会社が20〜50代男女1034名を対象に実施した「2023年肩こりと仕事パフォーマンスに関する調査」では、
パナソニック株式会社「2023年肩こりと仕事パフォーマンスに関する調査 より引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000840.000024101.html
“肩こりの原因については、「連続して長時間同じ姿勢での作業」が66%に。多くの方がお悩みの仕事中の肩こり。連続した同じ姿勢が続くことが原因と感じている方が多く、また業務の能率が落ちていると感じている方も多くいることがわかりました。”
という内容が書かれています。
当院でもご相談いただく患者さんへお話を伺っていくと、そのほとんどの方が「最低でも2〜3時間は同じ姿勢でいる」といったことを教えてくださいました。
調査結果からもわかるように、このような長時間の同じ姿勢は肩こりの症状を悪化させてしまう恐れがあったのです。
では、長時間の同じ姿勢が肩こりを起こしてしまうのは、いったいどうしてなのでしょうか?
姿勢が及ぼすひどい肩こり症状に至るまでのメカニズム
そもそも、人は健康を維持するために血液に含まれる酸素や栄養が必要不可欠です。
これは筋肉や内臓・脳など、体のすべての機能で同じことが言えます。
例えば、血液は家電で使う電気のようなものです。
適切な電気量が滞りなく流れていると、冷蔵庫もテレビもパソコンも正常に動きます。
ですが、この電気の供給量が不安定な状態だと、家電はうまく動かず、場合によっては壊れてしまうことも。
人の体も、必要な量の血液が供給されなければ、体のさまざまな機能は本来の働きができなくなってしまうのです。
そして、今回のように長時間同じ姿勢が続くと、一部の負荷のかかった筋肉がホースを曲げた時のように血の巡りを悪くしてしまいます。
それにより、筋肉は栄養や酸素不足となることで回復が困難となり、つらい肩こりを引き起こしてしまっていたのです。
ひどい肩こりにマッサージが効かなかった原因とは?
肩こりでお悩みの方からは、「マッサージをしてもなかなか良くならない」という声をよくお聞きします。
そればかりか、「かえって症状が悪化してしまった」という声もお聞きすることがあったのです。
実は肩こりのように硬くなった筋肉をやみくもにマッサージする行為は、かえってリスクを伴うことがあります。
例えるなら、肩こりを起こしている時の筋肉は、いわば干し肉のような状態です。
そのような硬くなった筋肉へマッサージできつい刺激を加えると、筋肉は柔らかくなるどころかかえって繊維に傷が入ってしまうことも。
柔らかい生肉のように戻すためには、適切な方法でしっかりと水分(血液)を加えてあげる必要があります。
ですので、人も肩こりを解消するためには、血の巡りをスムーズに行き渡らせる必要があったのです。
マッサージをしても良くならなかったひどい肩こりの効果的な対処法をご紹介
今回はそんな肩こりに効果的な対処法を2つほどご紹介させていただきます。
ご紹介する対処法は簡単で取り組みやすいものばかりですが、 どれも継続することが重要です。
継続していただくことで、着実に効果を実感していただけると考えております。
ひどい肩こりを忘れて生活できるよう、ぜひ下記の方法を実践してみてください。
①姿勢の偏りを戻す
今回の女性患者さんに限らず、私も含めデスクワークで長時間同じ姿勢をしていると、気づけば猫背姿勢になってしまったり脚を組み始めたりなどと、姿勢に偏りが出てしまうことはありませんか?
人は姿勢に偏りが現れると、その負担のかかるところの血の巡りは悪くなってしまいます。
とはいえ、常に姿勢を意識することは難しく、気がつけば姿勢が悪くなってしまうのも無理のない話です。
ですので、今回お願いしたいこととしては、その気がついたタイミングで姿勢の偏りを戻すといったことです。
具体的には、
・脚を組んでいたら、両足をそろえるようにおろす。
・猫背になっていたら、みぞおちを少し突き出すように姿勢を正す。
・偏りながら座っていたら、真っ直ぐに座る。
など、できる範囲で行なってみていただければ良いかと思います。
それだけでも負担のかかり続けるポイントを分散することができ、肩こりの予防につながります。
まずは1時間に一回を目安にし、「姿勢の偏りを戻す」といったことを意識してみてください。
②胸を広げて大きく深呼吸を行う
肩こりで硬くなった筋肉を回復させるためには、血液内に含まれる酸素が重要になります。
そこでおすすめの方法が、「胸を開きながら大きく深呼吸をする」といったことです。
胸を開くことで呼吸がよりしやすくなり、たくさんの酸素を補うことができます。
また、深呼吸にはリラックス効果も期待できるため、硬くなった筋肉の緩和にもおすすめです。
深呼吸のポイントとしては、3秒かけて息を吸い、6秒かけて息を吐き出すといったように、息を吐き出す方を長めに行なってみてください。
目安としては、これを起床時や就寝前などのタイミングに各3回ずつ行なっていただければ良いかと思います。
もし可能であれば、それ以上行なっていただくと尚良いです。
どこでもできるとても簡単な方法ですので、ぜひお時間のある時にお試しください。
ひどい肩こりから解放された女性患者さんの喜びの声
今回ご相談いただいた女性患者さんから、初診時の施術に関するご感想をいただきましたのでご紹介いたします。
現在、同じようなひどい肩こりの症状でお困りの方の、励みになれば幸いです。
下記へ実際にいただいた声をまとめております。
お手隙の際に、ぜひご覧ください。
Q.何が決め手で当院を受診されましたか?(当院を選んだ理由など)
知人の紹介。
とても良かったとの話をうかがったので。
Q.どのような症状にお悩みで受診されましたか?
肩コリ、首コリ。
Q.実際に受診されて良かったこと(ご感想など)をお書きください。
ず全く痛みがなく、丁寧に説明もしていただけ、安心して施術をうけられました。
肩も首もかなり軽くなり、継続して通おうと思いました。
【40代 女性 天野 宏美 様 尼崎市在住】
マッサージをしても良くならない肩こりでお悩みの際はご相談ください
この度のブログでは、ひどい肩こりでお困りの方に向けて、効果的な対処法をご紹介させていただきました。
ただ、この度ご紹介させていただいた方法は、最低でも1ヶ月間継続いただかなければあまり効果は期待できません。
ですが、習慣にしていただくことでひどい肩こりが軽減されるだけでなく、肩こりになりにくい体を作っていただけます。
まずは、できる範囲からで結構ですので、継続して実践してみてください。
しかし、もしそれでも一向に肩こりに良くなる兆しが現れなければ、他にも原因が考えられるかもしれません。
そのような場合は、一度当院までお早めにご相談ください。
当院での施術が、きっとお役に立てると考えております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この度の内容が、少しでも肩こりでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
【監修:鍼灸師 曹 将鎬(ちょう ちゃんほ)】